最終更新:2026年7月
私は社会人になった後、通信制大学で必要な科目を履修し、小学校の教員免許を取得しました。
仕事をしながら、レポート、科目試験、スクーリング、教育実習、介護等体験を進め、同じ時期に教員採用試験の勉強も行いました。
入学から免許取得までにかかった期間は、私の場合は約1年半です。
通信制大学は、楽に教員免許を取れる場所ではありません。
ただし、必要な科目と実習条件を事前に確認し、学習時間を十分に確保できれば、社会人でも仕事と教員免許取得を両立できます。
この記事では、大学の宣伝や制度の一般論ではなく、私が実際にどのように勉強し、教育実習や教員採用試験と両立したのかを紹介します。
なお、私が履修した当時と現在では、入学条件、授業方法、学費、スクーリングなどが変わっています。具体的な出願条件は、必ず各大学の最新情報を確認してください。
免許取得までの概要
通信制大学を選んだ理由
仕事後の勉強生活
レポートと科目試験
スクーリング
教育実習
介護等体験
教員採用試験との両立
費用について
約1年半で取得できた理由
今なら大学選びで確認すること
よくある質問
通信制大学で教員免許を取得した私の概要
| 学び方 | 通信制大学で必要科目を履修 |
|---|---|
| 取得した免許 | 小学校の教員免許 |
| 取得までの期間 | 約1年半 |
| 教育実習 | 小学校で数週間 |
| 介護等体験 | 大学指定の日程で実施 |
| 当時の生活 | 早朝の仕事後、図書館で通信教育と教採対策 |
| 教員採用試験 | 免許取得見込みで受験し、最終合格 |
大学を卒業すること自体ではなく、教員免許取得に必要な科目を履修することが目的でした。
そのため、一般的な大学生活とは異なり、レポート、科目試験、実習など、免許取得に必要なことへ集中して取り組みました。
社会人の私が通信制大学を選んだ理由
通信制大学を選んだ最大の理由は、仕事を続けながら、自分で学習時間を組み立てられることでした。
教員を目指すために、通学制大学へ毎日通う方法もあります。
しかし、社会人には生活費や仕事の事情があります。私の場合、仕事と勉強を両立できる通信教育が、最も現実的な選択肢でした。
通信制大学には、次のような利点があります。
- 毎日大学へ通わずに学べる
- 仕事の時間に合わせて学習できる
- 自分のペースでレポートを進められる
- 社会人でも教員免許取得を目指せる
一方で、自由に学べるということは、自分で学習を管理しなければ誰も進めてくれないということでもあります。
早朝の仕事後、図書館で夕方まで勉強
当時の私は、早朝から午前中にかけて仕事をしていました。
仕事が終わると図書館へ行き、夕方から夜まで勉強する生活を続けていました。
早朝〜午前中:仕事
仕事終了後:図書館へ移動
日中〜夕方:通信教育と教採対策
昼食・休憩:約2時間
実質学習時間:1日8時間前後
この時間すべてを通信制大学の課題だけに使っていたわけではありません。
大学のレポートや試験対策と、教員採用試験の教職教養、一般教養、論文、面接対策などを並行していました。
短期間で免許取得を進められた最大の理由は、特別な才能ではなく、勉強する時間を毎日確保できたことだと思います。
レポートと科目試験はどうだったか
通信制大学では、教材を読んでレポートを提出し、科目試験やスクーリングを通して単位を修得していきました。
私の場合、レポートの再提出が続いたり、単位取得に大きく苦戦したりした記憶はありません。
ただし、レポートが簡単だったという意味ではありません。
図書館で長時間勉強できる環境があり、課題に集中して取り組めたことが大きかったと思います。
働きながら夜や休日だけで進める場合は、同じ課題でも負担の感じ方が大きく変わります。
スクーリングで友人ができた
通信制大学でも、自宅学習だけですべてが終わるわけではありません。
私が学んだ当時は、大学へ行って対面授業を受けるスクーリングもありました。
正確な回数は覚えていませんが、スクーリングで同じように教員免許を目指す友人ができたことは、よい経験でした。
通信教育は、一人で教材やレポートに向き合う時間が長くなります。
実際に人と会い、情報交換できる機会は、勉強の継続という意味でも大切です。
対面授業だけでなく、オンライン授業やオンデマンド授業を取り入れている大学もあります。
ただし、教育実習や一部の実技科目など、オンラインだけでは完結しないものがあります。
教育実習は数週間|社会人には休みの確保が重要
教育実習は、小学校で数週間行いました。
実習期間中は仕事を休み、学校で一日を過ごしました。
通信制大学で教員免許を取る際、レポート以上に大きな壁になりやすいのが教育実習です。
通信教育を選んでも、教育実習が免除されるわけではありません。
社会人が入学前に確認すべきなのは、次の点です。
- 教育実習が何週間必要か
- 実習に行ける時期
- 勤務先でまとまった休みを取れるか
- 実習先を自分で探す必要があるか
- 大学が実習先探しを支援してくれるか
- 実習前に修得すべき科目があるか
私の場合、実際の子どもたちとの関わりは、教材を読んでいるだけでは分からないことばかりでした。
授業の進め方、声のかけ方、子ども同士の関係など、その場で考えて動く必要があります。
教育実習は大変でしたが、教員になる覚悟を確認できる重要な経験でもありました。
大学指定の介護等体験にも参加した
教員免許取得のため、大学が指定した介護等体験にも参加しました。
体験先や日程の細かな内容は、時間がたっているため、ここでは正確な記憶がある範囲だけを記載します。
また、介護等体験とは別に、学校で自主的なボランティア活動も行いました。
免許取得の要件として行う活動だけでなく、自分から子どもと関わる経験を増やしたことは、その後の教員生活にも役立ったと思います。
教員免許取得と教員採用試験を同時に進めた
私は、教員免許を取得してから教員採用試験の準備を始めたわけではありません。
通信制大学で必要科目を履修しながら、教員採用試験の勉強も同時に進めました。
受験時点では、教員免許を取得する見込みの状態でした。
結果として教員採用試験に最終合格し、必要な単位と実習を終えて免許状を取得しました。
免許取得後に教採対策を始める方法もありますが、それでは教員になる時期が遅くなる可能性があります。
受験予定の自治体が、免許取得見込みでの受験を認めている場合は、両方を並行して進める方法も検討できます。
通信制大学にかかった費用
私が当時支払った正確な総額は、記録が残っておらず覚えていません。
古い記憶から推測した金額を書くと、これから大学を選ぶ人を誤解させるため、この記事では具体的な金額を記載しません。
通信制大学の費用を比較する際は、授業料だけでなく、次の費用も確認してください。
- 選考料・入学金・登録料
- 1単位当たりの履修料
- スクーリング受講料
- 教育実習費
- 介護等体験に関する費用
- 教材費
- 交通費・宿泊費
- 2年目以降の継続費用
- 免許状の申請手数料
ホームページに表示された年間授業料だけではなく、免許取得までに必要な総額を確認してください。
取得までの期間が1年延びると、学費だけでなく、仕事や生活への負担も増えます。
私が約1年半で免許取得できた理由
私の場合、通信制大学で学び始めてから、約1年半で教員免許を取得しました。
ただし、通信制大学へ入れば、誰でも同じ期間で取得できるわけではありません。
比較的短い期間で進められた理由は、次のとおりです。
- 免許取得に必要な科目へ集中した
- 1日8時間前後の学習時間を確保した
- レポートや科目試験で大きくつまずかなかった
- 教育実習へ予定どおり進めた
- 実習期間中に仕事を休めた
- 免許取得と教員採用試験を並行した
仕事、家庭、過去に修得した単位、実習時期によって、必要な期間は大きく変わります。
「最短」という言葉だけで大学を選ばず、自分の条件で現実的に取得できる期間を確認してください。
今なら通信制大学選びで確認すること
私が今、通信制大学を選び直すなら、次の順番で確認します。
- 自分の学歴や単位で希望する免許を取得できるか
- 教育実習先の確保を大学が支援するか
- 実習へ進むための条件と時期
- 免許取得までの総費用
- スクーリングの場所と日程
- オンライン授業の範囲
- 在学生や修了生の口コミ
- 問い合わせへの対応
特に重要なのは、教育実習の支援と総費用です。
授業料が安くても、実習校をすべて自分で探す必要がある、遠方のスクーリングに何度も参加する必要がある、取得まで予定より長くかかる場合があります。
通信制大学は楽だったか
楽ではありませんでした。
しかし、途中で辞めたいとは思いませんでした。
教員になり、人生を変えたいという目的が明確だったからです。
どの道を選んでも、リスクはあります。
仕事を減らせば収入が減ります。仕事を続ければ、学習や実習の時間を確保できないかもしれません。大学へ入っても、必ず免許を取得できる保証はありません。
それでも、何も行動しなければ状況は変わりません。
リスクは、どの道にもあります。
通信制大学での教員免許取得に関する質問
働きながら教員免許を取得できますか?
可能です。
ただし、教育実習や介護等体験、スクーリングなど、仕事を休んだり特定の日程へ参加したりする必要があります。
通信制大学なら自宅学習だけで免許を取れますか?
すべてを自宅だけで終えることは難しいです。
大学や取得する免許によって異なりますが、教育実習、介護等体験、対面スクーリングなどが必要になる場合があります。
約1年半で教員免許を取れますか?
私自身は約1年半で取得しました。
ただし、過去に修得した単位、学歴、履修できる科目数、実習の時期などによって必要期間は変わります。
免許取得前でも教員採用試験を受けられますか?
自治体によっては、採用までに教員免許を取得する見込みであれば受験できます。
必ず受験する自治体の最新実施要項を確認してください。
社会人から教員採用試験を目指す方へ
教員免許取得と教員採用試験は、別々ではなく、一つの計画として考える必要があります。
私は、仕事、通信教育、教育実習、介護等体験、教員採用試験対策を同じ時期に進めました。
簡単ではありませんでしたが、毎日の時間の使い方を決め、迷わず続けられたことが合格につながったと思います。
※以下は有料教材への案内です。
仕事と勉強をどのように両立し、教員採用試験の最終合格まで進んだのかを、10か月の計画としてまとめています。
社会人から教員採用試験に独学合格|10か月の勉強計画・仕事との両立・合格までの全記録
論文、集団討論、学級経営などの教材は、 教員採用試験の実践教材一覧 にまとめています。
まとめ
私は社会人として仕事を続けながら、通信制大学で小学校の教員免許を取得しました。
- 免許取得まで約1年半
- 早朝の仕事後、図書館で1日8時間前後勉強
- レポート、科目試験、スクーリングを経験
- 小学校で数週間の教育実習
- 大学指定の介護等体験へ参加
- 教員採用試験の準備も並行
- 免許取得見込みで教採に最終合格
通信制大学は、楽をして資格を取る場所ではありません。
一方で、社会人が仕事や生活を続けながら、教員になるための道をつくれる制度です。
期間の短さだけでなく、費用、教育実習、スクーリング、仕事との両立を確認し、自分が最後まで続けられる大学を選んでください。
※この記事は筆者自身の過去の体験に基づいています。現在の入学条件、学費、必要単位、教育実習、介護等体験、スクーリング等は大学や年度によって異なります。出願前に各大学と免許状を申請する都道府県教育委員会の最新情報をご確認ください。

0 件のコメント:
コメントを投稿