2015年1月27日火曜日

教師になる覚悟ありますか?

このブログを定期的に訪問してくださるみなさんは
きっと教師になりたいという気合に満ちあふれていることでしょう。




私もかつてはみなさんと同じ立場で
しかも社会人をやめて
孤独な教員採用試験独学の道を進んできました。




晴れて教員になり、
明るい日々だけかというと
決してそうではありません。



鬱になる教師はなぜいるのか?
決して教師だけの問題ではありません。
鬱になるにはそれ相当な理由があるものです。



みなさんの覚悟を確かめてもらうために
負の面も書いておきますね。




私が教員になったのは東京都でした。



詳細は書けませんが
学校の高学年にはギャル軍団と言われる子たちがいました。



廊下でたむろし、ファッション誌の話題。
ジャニーズアイドルの話題。



自分が良いと思った教師には
心は開いてくれますが、
悪いと少しでも判断したら
極端に心を閉ざします。



閉ざすばかりか
攻撃してくる子もいるものです。




教師として熱意あふれるみなさんは
かわいらしい従順な子供たちを想像していますか?



決してその様な子ばかりではありません。



注意すれば睨みつけてくる子。
ふて腐れて心を閉ざし、
うざいと言う子。
近くを通ると避けようとする子。



そんな子もいます。



大人同士ではお互いを思いやり、
言葉は柔らかく、
本音と建て前を使い分けて接していきますが、
子供たちの言葉や態度はストレート。


小さい刃物でもフタをしないで
そのままぶつけてこられれば
大人であっても傷つくものです。

ナイフ


そんな子たちに1年間
本気で向かい合う精神力ももっていないと
鬱で辞める教師がかなりの数いるのも
うなづけるわけです。



教師の世界は綺麗ごとばかりの世界ではありません。
子どもを扱うから簡単だろうという世界でもありません。



あらゆる課題を抱えた子たちが
同じ教室に存在すれば
当然問題は起きるものです。



その問題の後ろには保護者もいます。



それと365日向き合っていく仕事でもあります。



そんな覚悟をもっていてほしいと思って
あえて書きました。



ちょっとマイナスなことですみません。
でも黙っているわけにはいかない
誰もがいつかは経験する可能性のある事実なんです。




また別の話題をいつの日か紹介しますね。


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【関連書籍】
教師の仕事はすばらしい

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