教員採用試験を受ける大学生や社会人の中には、 「アルバイトはいつまで続けてよいのか」と悩む人も多いと思います。
生活費が必要なので簡単には辞められない一方、シフトを入れすぎると、 教職教養や専門教科、面接、小論文などの勉強時間が不足します。
私はコンビニでアルバイトをしながら独学で教員採用試験を受け、 一度の受験で合格しました。
この記事では、その経験をもとに、教員採用試験前のアルバイトを いつまで続けるか、どの時期から減らすかを具体的に説明します。
- 試験3か月前から、不要なシフトを減らす
- 試験1か月前は、週1~2回程度まで減らすのが理想
- 可能なら試験直前の7~10日間はバイトを入れない
- 生活費のために必要なら、辞めるより勤務時間を固定する
- 勉強計画が崩れる状態なら、時期にかかわらず減らす
これは全員に共通する絶対的な決まりではありません。 生活状況や受験する自治体の試験日から逆算して調整してください。
教員採用試験前のバイトはいつまで続けてよい?
私のおすすめは、試験1か月前までに大幅に減らし、 直前の7~10日間はできるだけシフトを入れないことです。
アルバイトを完全に辞めなければ合格できないわけではありません。 大切なのは、バイトを続けているかどうかではなく、 必要な勉強時間と体力を確保できているかです。
次のような状態になっているなら、バイトを減らす時期に来ています。
- 帰宅すると疲れて勉強できない
- 予定していた問題集が進まない
- 面接や小論文の対策を後回しにしている
- シフトの翌日に寝坊する
- 模試や過去問の復習が終わらない
- 試験が近いのに勤務日数が変わっていない
時期別のバイト量の目安
| 時期 | バイトの目安 | 意識すること |
|---|---|---|
| 試験3か月以上前 | 週2~3回程度 | 学習習慣を固定する |
| 試験2~3か月前 | 勤務日数や時間を減らす | 過去問と弱点補強を優先する |
| 試験1か月前 | 週1~2回程度が理想 | 一次試験対策を完成させる |
| 直前7~10日 | 可能なら入れない | 復習、睡眠、体調管理を優先する |
この回数はあくまで目安です。 1回の勤務が3時間なのか8時間なのかでも、負担は大きく異なります。
勤務回数だけでなく、通勤時間、立ち仕事による疲労、 勤務後に勉強できるかまで含めて考えましょう。
私は早朝バイトをしながら独学で合格した
私が教員採用試験を受けたときは、午前6時から午前9時まで コンビニでアルバイトをしていました。
その後、図書館へ移動し、午前と午後を合わせて勉強しました。 夜は無理に詰め込まず、テレビを見たり、教育に関する本を読んだりしていました。
私の場合、アルバイトを完全に辞めたのではなく、 勤務時間を早朝に固定し、その後の時間を勉強に使う形でした。
この方法が全員に合うわけではありませんが、 バイトと勉強を両立するには、日によって変わるシフトよりも、 勤務曜日と時間を固定した方が学習計画を立てやすくなります。
早朝の仕事後に図書館へ通い、通信教育、教育実習、介護等体験、教員採用試験対策をどのように並行したのかは、 社会人が通信制大学で教員免許を取得した体験談 にまとめています。
バイトと教採を両立する具体的な勉強計画
私は早朝のアルバイトと通信制大学の学修を並行しながら、 約10か月の準備で東京都教員採用試験に独学で合格しました。
noteでは、当時の1日の過ごし方だけでなく、 勉強時間の作り方、過去問・参考書・問題集の使い方、 誤答の復習、論文・面接対策まで、現在の視点で整理しています。 無料部分と目次を確認してから購入できます。
教員採用試験に独学で合格するための勉強時間
バイトを辞められない場合の両立方法
家賃や学費、生活費を自分で払っている場合は、 「教採があるからバイトを全部辞める」という選択ができないこともあります。
その場合は、辞めることよりも、次のように負担を管理することが大切です。
勤務曜日と時間を固定する
毎週異なるシフトにすると、勉強の予定も毎週変わります。 可能であれば「火曜日と土曜日だけ」など、勤務日を固定します。
長時間勤務を減らす
週2回でも、1回8時間勤務なら大きな負担です。 勤務日数だけでなく、1回あたりの時間も短くできないか相談しましょう。
シフト後に重要な勉強を置かない
仕事の後は、想像以上に集中力が落ちます。 過去問や小論文など負荷の高い勉強は、勤務前や休日に行いましょう。
シフトを増やす依頼を断る
誰かが休んだときに、毎回代わりの勤務を引き受けていると、 学習計画は簡単に崩れます。
教員採用試験を優先する期間は、他の人のシフトまで 自分が背負う必要はありません。
店長への伝え方
急に「明日から出られません」と伝えるのではなく、 早めに試験日と希望を伝えると調整してもらいやすくなります。
例えば、次のように伝えます。
○月○日までは現在の勤務ができますが、その後は週1回程度に減らしていただけないでしょうか。
「試験があるので減らしたい」と曖昧に言うよりも、 いつから、週何回にしたいのかを具体的に伝える方が調整しやすくなります。
学校での講師や教育関係のバイトはどうする?
学習塾、放課後児童クラブ、学校支援員、非常勤講師など、 教育に関係する仕事をしている人もいるでしょう。
教育現場での経験は、面接で具体的な話をする材料になります。 そのため、一般的なアルバイトと同じように 「すぐ辞めた方がよい」とは限りません。
ただし、教育関係の仕事であっても、疲れて勉強ができない状態なら、 勤務量を見直す必要があります。
経験を増やすことと、採用試験に合格することのどちらを 今は優先すべきか、冷静に判断しましょう。
アルバイト代と不合格の損失を比べる
目の前のアルバイト代は、手放すのが惜しく感じます。 しかし、勤務を増やした結果、勉強不足で不合格になれば、 翌年も受験勉強を続けることになります。
もちろん、バイトを辞めれば必ず合格するわけではありません。 ただ、不要な勤務によって合格の可能性を下げるのは避けるべきです。
生活に必要な金額と、娯楽や買い物のための金額を分け、 本当に必要な分だけ働くという考え方も必要です。
よくある質問
教員採用試験のためにバイトを辞めるべきですか?
勉強時間を確保できているなら、必ずしも辞める必要はありません。 ただし、勤務によって予定した勉強ができていないなら、 辞めるか、大幅に減らすことを検討しましょう。
試験1か月前でも週3回働いて大丈夫ですか?
1回の勤務時間や現在の学習状況によります。 一次試験対策が十分に進んでおらず、勤務後に勉強できないなら、 週3回は減らした方がよいでしょう。
試験直前は何日前から休めばよいですか?
可能であれば7~10日前から勤務を入れず、 知識の総復習と睡眠、体調管理に集中することをおすすめします。
バイト先に迷惑をかけるのが心配です
早めに相談し、引き継ぎやシフト調整に協力すれば、 必要以上に罪悪感をもつ必要はありません。
アルバイト先の運営を一人で背負うことよりも、 自分の進路に責任をもつことが大切です。
まとめ
教員採用試験前のアルバイトは、全員が同じ時期に 辞めなければならないものではありません。
ただし、試験が近づいても通常どおり働き続け、 勉強時間が足りなくなるのは本末転倒です。
- 試験3か月前から不要なシフトを減らす
- 試験1か月前は週1~2回程度を目安にする
- 直前の7~10日間は可能なら休む
- 辞められない人は勤務曜日と時間を固定する
- 予定どおり勉強できないなら、すぐに勤務量を見直す
店長や同僚への遠慮だけでシフトを増やすのではなく、 今の自分にとって何が最も大切なのかを考えてください。
教員採用試験に合格するという目標から逆算し、 必要な時間を自分で守ることが大切です。