私が尊敬する人物に
吉田松陰先生がいます。
なんて自分だけが尊敬しているように書いていますが、
教師を目指す人であれば、
誰もが尊敬する人なんじゃないでしょうか?
司馬遼太郎先生が書かれた
吉田松陰先生が主人公の歴史小説です。
その中の一節に
私の好きな言葉があります。
--------------
途中、立小便をする。
その時間は二百歩の損がある。
松陰はその損をとりもどすため、
そのあとほとんど駆けた。
--------------
------------------
松陰の旅はこのようである。
ゆくさきざきの蔵書家から書物をかりて読み、
人物がいるときけばそれをたずねて意見をきき、
いわば花から花へ移る蝶のように自分自身を移動させつつ、
そのようにして密を吸ってゆく。
------------------
ひとかどの人物は
これほどまでに強い向上心をもつものだと
刺激を受けた文章です。
自分もちっぽけであれ
仮にも人の師となる人物。
それだけの知識を身に付けているだろうか?
それだけの情熱をもっているだろうか?
世に凄む日日を読めば、
嫌でも自分を省みざるを得ません。
時間があれば読んでみてください。
手元においておいて、
教師になる前に読む。
教師になってから読む。
教師になる前に読む。
教師になってから読む。
きっと違ったものを得られると思いますよ。
私は今、3回目を読んでいるところです。
⇒世に凄む日日