2017年2月10日金曜日

学級崩壊の理由は体罰禁止にある。

学級崩壊が騒がれた時期があり、
今では騒がれることがないほど
当たり前のことになってきました。


私が考える学級崩壊の傾向があります。


学級を掌握する手段が
「力」でしかない教員のクラスが
崩壊しやすい傾向にあるんです。


学級崩壊が騒がれ始めた時期に
年配の先生のクラスが崩壊していることが
叫ばれていました。

年配の先生のクラスがなぜ崩壊するか。


昔は体罰がOKだったんです。
暗に。

私も子どものころに出席簿で叩かれたり、
ピンタをされたりしたものです。

が、学級崩壊が騒がれた時期の背景には
体罰の是非が強く問われ、
強く禁止されていたのです。


今まで体罰で学級を統制していた教師から
体罰を奪ったら何が残るか。

体罰を恐れて従っていた子どもたちが
反乱を起こすわけです。

体罰がないんだったら
先生に従う理由がないわけです。


では今は?
体罰を禁止されているため、
学級を統制する手段として「怒鳴る」を利用する人もいます。


どの怒鳴るを手段としていた教師の中では、
低学年では通用しても
高学年では通用しなくなる人もいるわけです。


すると高学年で学級崩壊が起こりやすいわけです。


では、そこから何を学べばよいのか?


それは学級を掌握する手段は
尊敬」であるべきだということです。


圧倒的な知識量。

圧倒的な人徳。


すなわち人として、
教師としての魅力であるからこそ
子どもたちが「尊敬」するんです。


そして学級がしっかりとまとまる。


それが理想的な学級だと思います。

子どもたちが自然と先生を尊敬する。
が、先生はあえて上に立とうとせず
同じ人間としてしっかり学級を掌握する。


教員採用試験に合格したみなさんは
そんなクラスづくりをしてほしいな
と思います。