みなさんが小学校のころの担任の先生のことは覚えていると思うんですが、
どんな勉強をしたか覚えていますか?
算数?社会?国語?・・・。
6年間も小学校にいたわりには、
先生の授業ってあまり覚えていないんじゃないですか?
でも、授業のことは忘れていても
強烈に残っている記憶ってありますよね。
担任の先生について残っている思い出って何ですかね。
私の場合は、怒られたときに
先生が泣きながら話していたことが記憶に残っていますね。
他にもいっぱいありますが、
みなさんの記憶にあることって
担任の先生の人柄が出ているエピソードではありませんか?
みなさんはこれから教師になります。
いきなり担任になるんで、初心者ばりばりです。
みなさんにとっては初めての教師生活ですが、
子供たちにとっては一生に一度の学年の担任です。
初心者だろうがベテランだろうが関係ないんです。
6年間しかない小学校生活の貴重な一年。
みんなの思い出の中にはあなたの人柄が残るんです。
教員採用試験の勉強に必死になっていることは
良くわかります。
でも、実はそれだけでは人間が偏ってしまう。
この教員採用試験の勉強の期間でも
絶対にやってほしいことが教採とは関係ない読書です。
本は心の栄養と言います。
教師として働けば日々の激務が待っています。
授業準備などでアッと言う間に時は流れていくものです。
だからこそ、今のうちに心を豊かにする、
人間性を高めるための
読書をしておくべきなのです。
せっかくなので古典的な文学作品に接しておいた方が良いですよ。
夏目漱石、太宰治、川端康成などなど。
日本文学の代名詞と言われる人々の本は
人間の心を豊かにするだけでなく、
教師の教養としても必須です。
教員を育てる哲学者 森信三さんの本は
かなり骨太で鍛えられます。
⇒講話録 真理は現実のただ中にあり
きっと心の栄養となり、
これからの教師生活の糧になるはずです。
図書館が近くにある人は
買う必要もないと思います。
でも私は本は借りるのではなく買う派です。
絶対に感銘を受けたところには
線を引きたいからです。
あとでさっと線のところだけ見直して
思い出すことができます。
教員採用試験の勉強は大変でしょうが、
子供たちの心に残るのはみなさんの人間性です。
ぜひ、読書で心を豊かにしてくださいね☆