2015年5月2日土曜日

教師に役立つ「落合博満さんのコーチング論の本」

今の若い人は知らない人もいるかもしれませんが、
私たちの世代で有名な野球選手と言えば、
日本人初の1億円プレーヤーになった落合博満さんです。


今の人には元中日ドラゴンズの監督して有名な人ですね。


体格に恵まれた人ではないのに三冠王に何度も輝いた実績をもつからには
何か普通の人とは違う考え方をしていたはずです。


分野は全く違いますが
まさに「俺流」の独自の理論を持っている人の考え方に
ずっと興味をもっていました。


そして本屋で素晴らしい出会いがありました。
落合博満さんの書いたコーチング論です!


教師という職業はコーチングをする仕事でもあります。
絶対に役立つ知識があると思い、
読んでみました。


手取り足取り教えてしまうと、次の局面になっても、
その社員は能動的に困難を乗り越えようとしなくなる。】29P


これは私も考えていたことで、
こうして落合さんに語られると
自分の中にさらに腑に落ちます。


個別面談などで教育熱心なお母さんに会うことがあります。
教育熱心なお母さんであればあるほど
子どもが受け身なおとなしい子であるなんてことがあります。


一から十までお母さんが家で手取り足取り教えていると
子どもは指示を待つ習慣が身に付いてしまい、
能動的に困難を乗り越えようとしないんですよね。


同じ内容の話をしていても、
信頼している指導者の言葉の方が吸収率、
達成率ともに高くなる。】68p


これも実感していることですし、
私がまずは信頼感を高めることを心がけています。


教える知識、技術にいくら長けていても、
子供たちから見て魅力がない先生であれば、
その人の指導は入っていきません。


教科そのものを好きになるか嫌いになるかも
子供が教師を信頼できるか否かにかかっている部分もあります。


子供たちと教師が信頼関係を築くこと。
本当に大切です。


信頼感を高めるためにはお互いがしっかりと
コミュニケーションをとっておくこと。


指導に関わることではなく
何気ない会話が子どもたちと信頼関係をつくるために
とても大切なんです。


どんなに事務が大変でも
職員室にこもるんじゃなくて
教室で子供たちとしっかり向かい合う先生でいることですね。



自分の中で「やるべきことはやった」という実感を持ち、
気持ちの整理をつけることだ。
やるだけのことをやって、準備するだけのことはして、
それでもダメなら、それは相手の力が上だったのだ。】186p


良い結果は、万全な準備があって初めて出せるものなのだ


この様にシンプルに確信をついた言葉があふれています。
ぜひ、興味がある人は
落合監督のコーチング理論を読んでみてくださいね☆
コーチング―言葉と信念の魔術


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