2015年12月24日木曜日

モンスターペアレントに遭遇した話


教育を学んでいれば
必ず耳にするのがモンスターペアレントのことです。




教員の離職率の高さの一因ともいわれるくらい。



本当にいるの?!




と思われますよね。



安心してください。いますよ。



私も長い教員生活の間に
2名のモンスターペアレントに遭遇しました。




1名は学級通信について。



学校に小説を持ってきていた子がいました。
その内容が生爪を剥いだり、
竹ののこぎりで体の一部を切断するなど
過激な描写がふんだんの小説。


これをクラスの子に回していたんです。



学級通信で
それとなくお子様のもっている本の中には
過激な描写の本もあると思うので
ご家庭の本棚をチェックしてみてくださいと
お願いしたところ・・・



これはうちの子のことですか!?
と抗議の電話がありました。



別にそんなことはなくて、
本をチェックしてほしいということに趣旨があると
言っても
これが原因でいじめられるかもしれない
などとヒステリックになっていました。


結局、日曜に保護者と子ども、校長と私で
4者面談をすることに。


校長がずっと私を守る側に徹してくれたことを
今でも感謝しているほどです。


こういう人が時々いるんだよと
教えてもらいました。




もう1名は、作文を書く授業で
夢を書いてもらうことがありました。



すると、私の子は今までそのような夢を語ったことがない。


夢を語るなんておかしい。
きっと先生に洗脳されているのではないのか?


と電話がありました。


これには正直驚きました。


こんな人もいるんだなぁ・・・と
そのときは教員年数も重ねていたので
落ち着いて対処しましたが、
本当に寝耳に水といったところです。




みなさんも教員になったらきっと
1名くらいはモンスターペアレントに遭遇することがあると思います。



そんなときに覚えておいて欲しいことは、
自分の信念を曲げないということです。




自分がやった教育的指導には
必ず何かしらの信念があるはずです。



その信念があるなら、
ちょっと変な保護者から言いがかりをつけられたからといって
卑屈に折れる必要はないんです。



人間対人間です。


こっちが下手にでなければいけないサービス業ではありません。
先生たちにはプライドをもってほしいと思います。



ただし、裏を返せば、
信念のない教育をしないということです。



成り行きで安易な考えで指導していたことに
モンスターペアレントから攻撃をされたら
それは隙を見せた自分にも非があるわけです。




モンスターペアレントに過度にビビる必要はありませんが、
自分が信念をもって行動できているのかは
常に振り返ってほしいと思います。



頑張ってくださいね!


事前に鉄則を学んでおくことも
予防になると思います。

教師のための失敗しない保護者対応の鉄則



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