2016年1月5日火曜日

教員採用試験の面接はノウハウじゃない。


教員採用試験の面接には
誰もが不安を抱えているかと思います。


私もみなさんと同じで
不安な時期があり、
それを乗り越えてきました。



はじめから自信満々なんて人がいたら
それは井の中の蛙大海を知らず状態なだけなんで
不安があるのは普通だと思ってくださいね。



上には上をいることを考えたら
真の自信などがはじめから生まれるなんて
ありえないことです。



教員採用試験の勉強をするにあたって、
その不安を解消するために
安易にスクールに行こうとする人がいますが
その前に考えてもらいたいことがあります。



教員採用試験の面接の底は限りなく深く
いつまでも見えることのない深海のようなもの。



スクールに頼ってノウハウを手に入れて
すぐさま合格への最短距離を進むということは
実は最短の様で教師としては低いレベルのことです。



教員採用試験の面接とは
面接官にどう思われるか。
面接官に好印象をもってもらう。
面接官に自分を・・・


などというものではないのです。




教員採用試験の面接とは
自分の教育に対する信念を
より深めるきっかけになる
最高の関門なんです。



ただ、何が問われるかを知らないというのは
思考する道具すらない状態なので
まずは次の様な本で
材料を仕入れることは必須です。

教員採用試験 面接試験・場面指導の必修テーマ100 2016年度


教員採用試験 面接突破101事例2016



この様な本であげられているテーマについて
自分独自の考えをじっくりと自問自答していく作業が
とても大切になります。


この質問にはこう答えるという材料を覚えるんじゃないんです。


この質問に対して
自分はこう思う。


なんで自分はこう思うんだろうか?


でも、違う意見の人もいるはずだ。
違う意見の人はどう考えているんだろうか?


なぜ違う意見の人はそのように考えるんだろうか?


など、自分の中で1つずつ遠回りするように
じっくりじっくり考えていくんです。


そうやって丁寧に丁寧に考え込んだ思考こそ
自分の教育の信念の様なものになってくるんです。


その信念は表情に出ます。
口調にでます。
姿勢に出ます。



姿勢や表情や口調はこうしなさい
という教員採用試験のスクールで
安易なノウハウで合格しても
信念が緩かったら
結局現場で苦しむことになるんです。



教職は離職率が多いのは
信念が緩い人が多いことにも原因があります。



このブログを読んでいるみなさんは
ゆっくりでもゆっくりでも確実に
自分の信念を高めていってほしいと思います。


そうして手に入れた合格こそ
真の合格なんです。


ぜひ、頑張ってくださいね!


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