希望を胸に教師になって面食らったことはたくさんありますが、
その中の一つに所見があります。
通知表の先生からの文章です。
みなさんが子供のころはすでにプラスのことしか書かれなくなっていますかね?
私達が子供のころは先生から辛辣な言葉が書かれていることもありました。
その言葉をもとに、家庭で親と話し合うのはときに苦しかったこともありましたね・・・^^;
でも、それも良い思い出ですし、
そのおかげでちょっとは改善したこともあったかもしれません。
でも、みなさんが教師になって驚くべき事実があります。
所見にはプラスのことしか書けない。
私の所属したある小学校では、
所見に少しでもマイナスのことを書くと、管理職からチェックが入り、
書き直さなければならなかったのです。
マイナスのことは口答で伝えて、
文字に残るものは子供の意欲を高めるプラスの言葉にしろということでした。
子供の意欲を高めることは大切です。
そのことに異論はありませんが、
事実を伝えることも同じくらい大切だと思っています。
親はプラスのことばかり書かれた所見を読めば、安心しますよね。
でも、それは傷口を放置して、
傷の無いところを褒めている状態。
傷はなくなっていません。
所見はもっとストレートにかけるようにするべきだと思っています。
みなさんが教師になって、
果たしてどのような状況になっているかはわかりません。
でも、教育のためには伝えるべきことは伝えるということから逃げてはいけない
という視点もみなさんが古い体制に風穴をあける新しい風になってほしいなと思って書きました。
教員採用試験に合格した意欲あふれるみなさんが未来の教育を変えていく存在です。
ぜひ、頑張ってくださいね!
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